青木宣親、球宴中間発表で外野3位浮上 「スーパースターより上位は驚き」

「特筆すべきは、アオキがジャイアンツで素晴らしいシーズンを送っていること」

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MLBオールスター戦ファン投票の推移(ナ・リーグ外野手)

 青木は昨年、ロイヤルズでワールドシリーズ進出に貢献した。ロイヤルズの選手は、第4回中間結果発表の時点でア・リーグ全ポジションの1位を“独占”。エンゼルスのスーパースター、マイク・トラウトが外野手部門で2位に入っているだけで、DHを含めた野手8人をロイヤルズ勢が占めている。記事では、ロイヤルズの集団票が青木に流れている可能性を指摘したいようだ。

 それでも、スター選手を押しのけている青木の今季の活躍には疑問の余地はないという。

「特筆すべきは、アオキがジャイアンツで素晴らしいシーズンを送っていること。火曜日の試合前には打率3割2分4厘、出塁率3割9分1厘。いい球団の一員だ。酷い選択肢ということではなく、ただ何人かのスーパースターよりも上位につけており、それが驚きなのだ。ア・リーグのオマール・インファンテのケースと混同しないように」

 記事では、青木の活躍をこのように評価。ア・リーグ二塁手部門のトップに立っているロイヤルズのインファンテは、今季打率2割2分1厘となっている。本塁打、打点の2冠に立っているスタントンの票が思ったように伸びていないことは確かだが、現在は負傷で離脱中の2位ホリデー(カージナルス)と比べても、青木の成績は遜色ないものと言える。

 一方、ジャイアンツは青木をオールスター選出に猛プッシュしている。11日(同12日)のメッツ戦開始前には、球団の公式ツイッターでオールスターの投票フォーマットを紹介すると同時に「ノリ・アオキはオールスターゲームに相応しい」というメッセージと写真を紹介。そして、「#VoteAoki(アオキに投票しよう)」というハッシュタグを登場させ、リードオフマンへの一票を呼びかけている。

 「#VoteAoki」を随所に展開させ、昨年のワールドシリーズ覇者が今季新加入の切り込み隊長を随一の“推しメン”としている。青木の毎日の活躍を見ているジャイアンツファンから多くの支持が集まっていることも間違いない。好調を維持して文句なしの成績を残し、このまま順調に票を伸ばすことができるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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