岩隈久志が2度目のリハビリ登板で4回無失点 「要所を締めていた」

「気持ちでは準備が整っている。もし呼ばれたら投げられる」

 また、地元紙「シアトル・タイムズ」では、本人が「いくつか調整は必要だけど、気持ちでは準備が整っている。もし(メジャーに)呼ばれたら投げられます」と振り返ったことにも言及されている。

 一方、地元紙「ニュース・トリビューン」は「レーニアのキャッチャー曰くヒサシ・イワクマは悪戦苦闘」との見出しで右腕の投球内容を伝えた。

 この試合で女房役を務めたスティーブ・バロン捕手の「メジャーリーガーの球を受けられて素晴らしかった。そのレベルの人はメジャーリーグの水準を少し教えてくれる」というコメントを紹介。岩隈は右打者の内角、左打者の外角への投球でいくつかミスしたが、最後のイニングとなる4回には修正したといい、バロンは「彼の球種は全体的によかった」とも話したという。

 また、同紙によると、タコマのパット・リスタッチ監督は試合後、岩隈にはいくつか雑なイニングがあったものの、重要なのは痛めた右広背筋が妨げとならなかったことだと指摘。記事では、指揮官が「彼は早くにすべての球種を投げ、球速は良くみえた。要所を締めていた」と話し、勝負どころで凄みを見せた岩隈の投球を評価していたことも伝えている。

 MLB公式サイトによると、マリナーズのマクレンドン監督は、21日(同22日)の時点で、岩隈には最低あと2度はリハビリ登板をさせたいと話していたという。まずはもう1度、マイナーのマウンドに上がり、メジャー復帰を目指すことになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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