田中将大またも悪夢…2戦連続3被弾で5回6失点 ヤ軍は終盤に勝ち越して連勝

黒星つかずも6点リード守りきれず、自責6はメジャー自己ワースト

 ヤンキースの田中将大投手が27日(日本時間28日)、敵地アストロズ戦で5回を投げ、7安打5奪三振2四球で6失点を喫した。序盤に6点の援護を受けながらも2試合連続で3本塁打を浴び、同点に追いつかれて降板。黒星こそつかなかったものの6点のリードを守りきれず、5勝目を逃した。ヤンキースはその後勝ち越して9-6で勝利。2連勝をマークした。

 田中にとってはまたもや悪夢の登板となった。前回のタイガース戦では自身初の3発被弾で自己ワーストの7失点。3敗目を喫した。中5での登板となったこの日は3試合ぶりの白星を目指したが、自身初の対戦となったアストロズ相手に手痛い洗礼を浴びることになった。

 ヤンキースは初回、マッキャンの満塁弾で4点を先制。2回にもヤングの2ランが飛び出して2回までに大量6点をリードした。2回には相手先発のオーバーホルツァーがアレックス・ロドリゲスへの危険球で退場し、流れをつかみかけていた。

 しかし肝心の田中が精彩を欠いた。初回は無失点で抑えたものの、2回1死から7番サンタナ、8番カーターに連続で二塁打を浴びて1失点。2死後、スプリンガーにもレフト前にタイムリーヒットを浴び、この回2失点を喫した。

 さらに4回二死からカーターにソロ弾を浴びると、5回無死一塁からコレアにライトスタンドへ2ラン、アルテューベにレフトスタンドへソロ弾を許して一気に同点に。今季メジャー最多本塁打を誇るアストロズ打線に打ち込まれ、5回98球で降板した。

 ヤンキースは終盤に3点を奪い競り勝ったが、先発ローテーションの中心として期待するエースの2試合連続の炎上は、3年ぶりのプレーオフ進出を目指す上で不安要素。田中の自責6はメジャー自己ワーストで防御率は3・88に。右腕は再び安定感のある投球を取り戻せるのか。ここが踏ん張りどころだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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