野茂英雄氏のメジャーデビューから20年 米記者が振り返る「ノモの衝撃」

20年前のメジャー1年目にオールスター戦で先発登板した野茂氏

 20年前に渡米し、メジャーで旋風を巻き起こした野茂英雄氏の功績が米国で改めて高い評価を受けている。分析原稿に定評のあるESPNのデビッド・スコーエンフィールド記者が「振り返りの木曜日:ヒデオ・ノモがオールスターゲームで先発」との見出しでコラムを執筆。日本人右腕の足跡を振り返っている。

 1990年に近鉄に入団し、タイトルを総なめにした野茂氏は4年連続で最多勝、最多奪三振を記録し、95年に渡米。ドジャースの一員として同年5月2日のジャイアンツ戦でデビューを果たした。

 当時、トルネード投法で大きな話題を呼んだ右腕について、同記者は「20年が過ぎ、ヒデオ・ノモの衝撃は忘れ去られているように思う」とし、選手会のストライキが続く中で新天地に降り立ち、徐々に活躍していった右腕の足跡を回想。

「ドジャースと契約した際には、国やチームを見捨てたと、彼は日本で批判を浴びた。しかし数か月ののち、首相は彼を国宝と呼ぶこととなった」

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