延長10回に田中賢が決勝タイムリー 日本ハムが4連勝で貯金12

塩見が7回2失点、吉川が6回2/3を2失点 左腕対決は決着付かず延長へ

 日本ハムは4日、敵地での楽天戦に3-2で勝利。日本ハム吉川、楽天塩見の両左腕の投手戦で始まった試合は、2-2のまま延長戦へ。勝負を決めたのはベテラン・田中賢の一打だった。

 先制を許したのは日本ハムだった。初回、1死から牧田がヒットを浴びると、次打者松井の初球で二盗を許す。すると2死からペーニャにセンター前へのタイムリーを打たれ、0-1と先制を許した。

 しかし、すかさず打線が援護する。2回、1死から近藤が内野安打で出塁すると、二塁に進塁し、杉谷が塩見のインコースのストレートを捉えるレフトへの同点タイムリー。「厳しいコースでしたけど、良いところに飛んでくれましたね」と1-1に追いつく一打を振り返った。

 ここからは両左腕の投手戦。厚澤コーチも「ボールそのものもいいし、何よりも“意図のあるボール”を投げている」と吉川の丁寧な投球を評価。2回以降無失点でしのぎ、打線の勝ち越しを待った。

 待望の援護点は7回。1死から「5番・キャッチャー」でスタメン出場の近藤が塩見の外角へのストレートをライトスタンドへ運ぶ勝ち越しソロアーチ。2-1とこの試合初めてリードを奪った。

 そのままリードを守りたい吉川だったが、7回2死から聖沢、牧田に連打を浴び、松井にはライト線へのタイムリー二塁打を浴びる。2-2の同点に追いつかれ、試合は延長へ。

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