不惑の上原浩治は「ビンテージもの」 MLB通算80セーブの守護神に賛辞

最近7試合では23打数1安打と抜群の安定感を見せる上原

 レッドソックスの上原浩治が5日(日本時間6日)の本拠地アストロズ戦でメジャー通算80セーブ目を挙げた。5-4の1点リードで9回のマウンドに上がった守護神は、味方のエラーで先頭打者の出塁を許したが、後続の3人を左飛に2三振と完璧に抑え、チームの連勝に貢献した。ESPNは「ビンテージもののコウジ」と絶賛している。

 寸評では「無失点に抑えている(最近)7イニングの間、相手打者のコウジ・ウエハラに対する数字(成績)は23打数1安打だ」という突出したデータを紹介。また、今季、セーブ機会では21試合に登板して防御率1.35と好成績を残していることにも触れ、「とても静かに、彼はビンテージもののコウジのように見えている」と称えている。

 この日は2奪三振を含む快投で、今季成績は2勝3敗19セーブに。防御率2.70とした上原は、レッドソックスの不振を理由に、プレーオフ優勝を目指すチームにトレードに出される可能性も地元メディアからは指摘されている。

 トレード期限は7月末だが、好投を続けることで、不惑の守護神のマーケットでの評価は順調に高まっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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