レッドソックス上原浩治、球団史上4人目の3年連続20セーブ達成
マーリンズ戦で20セーブ目、田澤は今季初白星
レッドソックスの上原浩治投手が7日(日本時間8日)の本拠地マーリンズ戦で4-3と1点リードで迎えた9回に登板。2者連続三振を含む3者凡退で抑え、今季20セーブ目を挙げた。これで3年連続の20セーブとなり、名門史上4人目の偉業となった。
圧巻だった。田澤が7回2死二塁の場面でマウンドに上がり、1回1/3を無失点に抑えた。そして9回には上原がお馴染みの登場曲「サンドストーム」の電子音と観衆の拍手とともに登場。先頭打者のリアルミュートを1ボール2ストライクと追い込むと、4球目の80マイル(約129キロ)の外角に沈み込むスプリットで三振に仕留めた。続くギレスピーは5球目の88マイル(約142キロ)の速球で空振り三振に。最後はディートリッチをファーストゴロに打ち取り、ゲームセット。
11球のうちストライクは8球。防御率は2・61となった。一方、田澤は今季初勝利を手にし、防御率は2・45。日本人の抑えコンビは今季不振にあえぐチームで奮闘し、3連勝に貢献した。
また、地元テレビ局「ニューイングランドスポーツネットワーク」は2013年から3年連続で20セーブを達成した上原について、レッドソックス史上4人目の記録と紹介。現フィリーズのジョナサン・パペルボン投手が06年から11年シーズンまで続けた6シーズンがトップで、故ディック・ラダッツ投手が1962年から65年まで4シーズン継続。上原はジェフ・リアドン投手の3年連続(90年~92年)に並んだ。
不惑を迎えた守護神はまた1つ、メジャー屈指の名門の歴史に名を刻んだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count