無安打続くイチローに米国内でも不安の声 「ここまでのスランプはニュース」

マ軍監督は擁護「他の部分で多くをもたらしてくれている」

 イチローのここまでの不振は現地でも不安視されている。先月19日のレッズ戦からノーヒットが続く中、地元紙「サンセンチネル」は5日に「イチロー・スランプ」と特集。「スズキは日本とメジャーで4000本安打以上放っている。彼はメジャー3000本安打まで114本と迫っている。ここまでのスランプは41歳にとってニュースだ」と言及している。

 一方、ダン・ジェニングス監督は記事の中で「4000本安打も放っているイチにどうしてスランプという言葉を使えるのか、わからない。彼はこのチームに対する意味は大きいし、他の部分で多くをもたらしてくれている。彼は2つの大きなバントを決めてくれた。外野で素晴らしいプレーを続けている。1試合3安打を打つまでちょっとムズムズしているだけだ」とコメント。安打以外の貢献度の高さを挙げ、イチローを擁護している。

 反面、指揮官は36打席1安打のマルセル・オズナ外野手に対してマイナー行きを命じ、一塁手のマイケル・モースやジェフ・ベイカーらを外野へコンバート。主砲ジャンカルロ・スタントン不在の外野にテコ入れを進めている。

 ここまで快音が聞かれないイチローは連続無安打の間に打率も.294から.246まで低下。そろそろ結果を出したいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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