日本ハムが逆転で貯金「14」 決勝打の田中、有原KOで「意地でも勝ちたい」

増井は自己最多24S、「絶対勝って終わろうと」

 同点の興奮も収まらないまま、なおも2死一、三塁のチャンスで、打席には先制タイムリーを放っている田中。

「2回に有原が降板した段階で、監督がこの試合勝たないといけないと思っていると感じたので、意地でも勝ちたいと思いました」

 思いを乗せた打球はライト前へ転がる勝ち越しタイムリー。ついに日本ハムが逆転した。

 その後も加点した日本ハムは7回に1点差に迫られるも、8回途中から守護神・増井を投入。「野手が頑張ってくれて、あのような展開にしてくれたので、絶対勝って終わろうと思っていました」と振り返る気迫の投球で、1回1/3を0封。8-7で試合を締め、セーブ数を自己最多の「24」とした。

 序盤に大量失点を喫しながら、チーム全体の踏ん張りで乗り切った日本ハム。3連勝で今季最多の貯金「14」とし、ソフトバンクとは3・5ゲーム差。序盤、パ・リーグを首位で牽引していたチームは好調を維持し、虎視眈々と首位の座を狙い続けている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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