「ベアー(クマ)が帰ってきた」 本領発揮の岩隈久志を指揮官が熱烈歓迎

8回無失点の快投で今季初勝利、相性の「クマ」のような獰猛な投球?

 マリナーズの岩隈久志投手が11日(日本時間12日)、本拠地でのエンゼルス戦で8回3安打無失点6奪三振2四球と快投し、今季初勝利を挙げた。右広背筋の痛みで10週間、故障者リストに入るなど苦しいシーズンを送っていた右腕だが、8回を101球で投げきる“らしい”投球を披露。ロイド・マクレンドン監督が「ベアー(クマ)が帰ってきた」と完全復活を明言していることをMLB公式サイトが報じた。試合はマリナーズが5-0で勝利している。

 初回に満塁のピンチをしのいだ岩隈は、今季初めて“らしさ”を見せつけた。ボールを低めに集め、2回以降は2安打1四球。4回2死からは13人連続アウトに仕留める圧巻のピッチングだった。

「ベアー(熊)が帰ってきた」

 記事によると、マクレンドン監督はこう語ったという。シアトルでは「クマ」の愛称で知られる岩隈だが、クマは英語にするとベアー。常に冷静沈着なエースが、冬眠明けの獰猛な野生動物のような迫力抜群のピッチングを見せた。

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