上原&田澤の負担減に? レッドソックスが防御率1・54の中継ぎ右腕補強も

日本人両投手への依存度が指摘されるレッドソックス

 レッドソックスが上原浩治投手、田澤純一投手という日本人コンビを擁するブルペン強化に、ロイヤルズから戦力外となった右腕ジェイソン・フレイザー投手を獲得し、プレーオフ逆転進出に向けて3本柱を形成する可能性が高まっている。地元ラジオ局「WEEI」電子版が報じている。

 8月に38歳の誕生日を迎えるベテラン右腕は今季ロイヤルズで26試合を投げ、1勝2ホールドで防御率1・54という優秀な成績を残していた。

 記事では「26試合で防御率1・54を残し、戦力外候補には見えなかったが、ロイヤルズはブルペンが充実し、余剰している」と言及。ウェイド・デイビス、グレッグ・ホランド、ケビン・ヘレラら昨年ワールドシリーズ進出に貢献したメジャー屈指のブルペン陣から今月6日によもやの戦力外となった。

 そんなマーケットに飛び出した掘り出し物に、現在ア・リーグ東地区最下位に低迷する強豪は巻き返しの切り札として注目しているようだ。記事ではマット・バーンズやアレクシ・オガンドの安定感を欠く成績に触れつつ、「レッドソックスのリリーフ陣の防御率はメジャー23番目の防御率3・89。だが、より大きな問題はクローザーのコウジ・ウエハラとセットアップマンのジュンイチ・タザワ以外の信頼性の欠如にある」と指摘している。

 フレイザーが加われば、懸案のブルペンは強化され、上原と田澤に対する負荷は軽減されるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

CATEGORY