6勝目の田中将大にNYメディアは苦言 2被弾に「リードをすぐ吐き出した」

地元紙も同じ論調「2度も1点差を守ることに失敗した」

 苦言の理由は、打線の援護の直後にいずれもシーガーにホームランを打たれたこと。田中はヤンキースが2回に先制した直後の3回に同点弾を浴び、4回に勝ち越した直後の5回には逆転2ランを許した。

 地元紙「ニューヨーク・デイリーニューズ」の速報も同じ論調だった。

「タナカは6月の乱調の後、3試合連続でクオリティ・スタートを記録した。7イニングを投げ、5安打2四球7奪三振で3失点。だが、右腕は2度も1点差を守ることに失敗した。いずれもカイル・シーガーにホームランを浴びた」

 このように、持ち前の粘り強さが欠如していたことを指摘した。

 7回にアレックス・ロドリゲスが強烈なソロホームランを放ち、田中は9日のアスレチックス戦に続き2連勝を記録した。今季2番目に多い103球を投げてストライクは63球。防御率は3.65となった。

 QSで勝利を挙げたにも関わらず、厳しい視線を浴びせる辛辣なニューヨーク・メディア。ただ、それは大きな期待の裏返しなのかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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