日本一連覇へ 圧倒的な戦力誇るホークスに死角はあるのか

王者が抱える不安材料は?

 いよいよ勝負は佳境へと入ってくる。熱気に包まれたオールスターが終わったプロ野球界。球宴の余韻も冷めぬうちに、20日から後半戦がスタートする。パ・リーグで首位を快走するソフトバンクは、北九州市民球場でロッテを迎え撃ち、21日からは本拠地ヤフオクドームで2試合を戦う。

 前半戦81試合を終えて50勝28敗3分けの貯金22。2位の日本ハムに3・5ゲーム差を付ける昨季の王者は、後半戦にいかなる戦いを見せるのだろうか。

 後半戦のカギを握るのは先発投手陣になる。前半戦のチーム防御率3・15はリーグトップだが、こと、先発陣に限れば、その数字は3・44まで落ちる。圧倒的な戦力層を誇るソフトバンクだが、わずかな不安材料を探すとすれば、真っ先にココが上がる。

 チームトップタイの7勝を挙げる武田翔太は3・40、5勝の中田賢一は3・46、武田と同じく7勝のスタンリッジは3・82。パ・リーグで規定投球回に達している15投手の中で、武田、中田が11位、12位、スタンリッジは最下位の15位と決して良い数字とは言い難い。

 後半戦は中田が開幕投手を務め、3戦目はスタンリッジ、2戦目は再調整のために登録を抹消されていた摂津正が1軍復帰のマウンドに上がる予定だ。摂津の前半戦は4勝5敗、防御率4・10。摂津がどれだけ復調して数字を残せるかも重要なポイントになる。

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