イチロー、日米通算111本目の三塁打で福本氏の日本記録に「4」 マ軍は連勝
福本氏の日本記録115本にあと4本、貴重なタイムリー三塁打で勝利に貢献
マーリンズのイチロー外野手は22日(日本時間23日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・ライト」で先発出場し、5打数1安打1打点1得点だった。1点リードの5回には貴重な追加点となるタイムリー三塁打を放ち、5-3での勝利に貢献。日米通算111本目(NPB23本、MLB88本)の三塁打で、福本豊氏のプロ野球記録115本にあと4本とした。
21日(同22日)は5打数無安打と8試合ぶりのノーヒットに終わったイチローは、5試合連続で先発出場。初回は相手先発の左腕レイの前に空振り三振に倒れた。
マーリンズは2回に3点を先制。なおも2死二塁でイチローに第2打席が回る。相手の暴投で二塁走者のフェルナンデスが三塁に進み、チャンスが広がったが、ここは左飛に打ち取られた。
しかし、3-2と1点差に追い上げられた直後の5回、イチローが魅せる。相手のエラーでピッチャーのフェルナンデスが出塁。イチローは無死一塁で打席に立ち、レイのスライダーを捉えた。
打球がライト線のフェアゾーンに落ちると、フェルナンデスは一塁から激走して生還。イチローも快足を飛ばして悠々と三塁に到達した。2試合ぶり、8打席ぶりヒットは、マーリンズに貴重な追加点をもたらすタイムリー三塁打。イチローは続くプラドの中前打で生還し、チーム5点目のホームを踏んだ。
イチローにとっては、早くも昨年(2本)を上回る今季3本目の三塁打。日米通算では111本目として、福本豊氏のプロ野球記録115本に「4」と迫った。
7回は中継ぎ右腕レオーネの前に遊ゴロ。9回には2死二塁で中継ぎ右腕ヘルナンデスの7球目を打ち、ピッチャーライナーに倒れた。
マーリンズはそのまま5-3で勝利して2連勝。イチローは5打数1安打で打率2割5分8厘とした。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count