川崎宗則が所属するブルージェイズ、電撃トレードでトゥロウィツキー獲得

レイエスとスター選手同士のトレード、ホーキンスもブルージェイズへ

 川崎宗則内野手の所属するブルージェイズが、現役メジャー最強遊撃手の呼び声高いロッキーズのトロイ・トゥロウィツキー内野手をホセ・レイエス内野手とのトレードで獲得することで合意に達したと、米テレビ局「CBSスポーツ」が報じた。

 「トゥロ」の愛称で知られる名手は、2005年にドラフト1巡目(全体7位)でロッキーズに指名されてから、チーム一筋でフランチャイズの顔だった。オールスター5度出場を誇り、ナ・リーグMVP投票では過去2度、5位に選出されている。ヤンキースの大ファンとしても有名で、昨季終了後に現役引退したデレク・ジーター氏の後継者と期待する声も上がっていた。

 トゥロウィツキーは今季も打率3割、12本塁打、53打点と活躍している。ロッキーズは、チーム最大のスター選手とメジャー最年長選手の中継ぎ右腕ラトロイ・ホーキンスを放出する代わりに、ブルージェイズのレイエスと複数のマイナー選手を獲得すると地元テレビ「FOXスポーツ」は報じている。

 ブルージェイズは現在、ア・リーグ東地区2位。首位ヤンキースとは7ゲーム差と離されているが、ワイルドカード争いではプレーオフ進出圏内の2位ツインズと3ゲーム差につけている。

 現在、ブルージェイズ傘下3Aバファローでプレーする川崎は、主にセカンドとショートでプレーし、メジャー再昇格を伺っている。今年夏の移籍市場で最大の衝撃とも伝えられているトゥロウィツキーとレイエスのスター選手同士の電撃トレードで、チームの内野は強化されることになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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