イチロー、11度目マルチ&初二塁打 通算2900安打到達で3000安打まで「99」

2回に先制タイムリーで史上38人目2900安打、今季96試合目の出場で初の二塁打

 マーリンズのイチロー外野手は29日(日本時間30日)、本拠地でのナショナルズ戦に「7番・ライト」で先発出場し、2回の第1打席にレフトへの先制タイムリー二塁打を放った。2試合連続安打で、史上38人目となるメジャー通算2900安打とした。

 イチローは2回、2死一塁で打席に立つと、1ボールから相手先発フィスターの2球目のツーシームを捉えた。レフト線に運ぶ二塁打で、一塁走者のディエトリッチが生還。先制タイムリーとなり、イチローは二塁まで進んだ。

 イチローは今季1本塁打、3三塁打を放っているが、二塁打は今季96試合目にして初。これがメジャー通算2900本目の安打で、史上38人目の快挙となった。

 さらに1-2で迎えた4回2死一塁の第2打席ではセンター前に弾き返し、一、二塁とチャンスを広げた。続くエチャバリアのレフトへのヒットで二塁走者のボーアが生還し、マーリンズは同点とした。ボーアが三塁を回ったところでボールが内野に返ってきたが、イチローが二塁を回ったため、ショートのエスコバーがカット。イチローは挟まれてアウトとなったものの、本塁生還を助けた。

 イチローは今季11度目のマルチヒットで2901本に。3000安打の金字塔まで「100」を切り、残り99本となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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