ヤクルト石山が4勝目 「0-0という気持ちで余裕を持たないようにしていた」
6月20日以来の登板で7回1失点、「6、7回みたいなピッチングができると自分でも楽になる」
ヤクルトの石山泰稚投手が1日、甲子園での阪神戦に登板し4勝目(4敗)を挙げた。6月20日以来の一軍登板となった右腕はヒーローインタビューで冷静にピッチングを振り返った。
初回、山田の犠飛で味方が先制すると、さらに3回にも畠山にレフトへの2ランが飛び出し3-0に。「おかげで楽に投げられた」と振り返りつつも、「僕の中では0-0という気持ちで、リードしているという余裕を持たないようにしていた」と投球中の意識を明かした石山。3回にゴメスのタイムリーで失った1点のみで7回までをしのぐと、8回は秋吉、9回はバーネットが抑え、チームは4-1で勝利した。
これでヤクルトは連敗を2でストップ。「連敗を止められたっていうのも大きい」と喜ぶと、自身も5月17日巨人戦以来の勝利投手とあり「僕にとっても大きかった」と安堵の表情を浮かべた。
ファームでの調整期間は「上半身と下半身のバランスが全然バラバラで、思うようなストレートを投げられなかった。まずは原点のストレートを投げるというのをしっかり意識してやっていました」とこの日の登板に向けて課題としていた点を明かした右腕。「今日みたいなピッチングもしたいですけど、今日の中でも6、7回みたいな力を抜いてしっかり投げられるようなピッチングができると自分でも楽になる。そういうピッチングをしたい」と次回以降のイメージを思い描いていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count