田中将大、8勝目も「後味が悪い」 今季16本目の本塁打浴びた直後に降板

投球自体には好感触、「ボールに手応えを感じていた。全体的に良かった」

 ヤンキースの田中将大投手は4日(日本時間5日)、本拠地でのレッドソックス戦に先発し、6回0/3を5安打3失点で8勝目(4敗)を挙げた。クオリティースタート(6回以上を自責3以内)を達成し、2試合ぶりの白星を手にした右腕だが、7回にサンドバルにホームランを浴びて88球で交代したことについて「後味が悪い」と悔しさをにじませている。

 初回をわずか7球で3者凡退に抑えた田中は、4回まで1安打に抑える快投。直球に力があり、ボールも低めに集まっていた。2回にナポリに浴びたツーベースも、レフトのヤングの判断ミスによる不運な1本で、実質ノーヒットの好投だった。

「最近の中ではボール自体に手応えを感じていた。全体的には良かった」

 田中自身もこう振り返っている。ただ、1点リードの5回にナポリにレフト線への二塁打を浴びると、続くデアザの三塁線へセーフティーバントを処理しようとした田中とヘドリーが交錯。そこからスワイハートのタイムリーとブラッドリーJrの犠飛で逆転された。

 それでも、味方打線が6回に3点を奪って再逆転。悔やまれるのは、その直後の投球だ。7回、先頭のサンドバルを2球で追い込みながら、そこから粘られる。1ボール2ストライクからの8球目は直球。内角を狙ったボールが甘く入り、ライトスタンドへと運ばれた。

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