田中将大、88球での降板は“天敵”が理由? 指揮官「山ほど打たれてるから」

8勝目もナポリを迎えたところで降板した田中、「過去4試合ではいずれも100球以上」も…

 ヤンキースの田中将大投手は4日(日本時間5日)、本拠地レッドソックス戦に登板し、6回0/3を5安打3失点のピッチングで今季8勝目(4敗)を挙げた。序盤から好投しながら、2点リードの7回に先頭パブロ・サンドバルにソロを浴び、マイク・ナポリを打席に迎えたところで降板した。

 ジョー・ジラルディ監督は、わずか88球しか投げていなかった田中に早めに見切りをつけたが、降板理由について「山ほど打たれている」と天敵ナポリとの相性の悪さを挙げている。地元紙「ジャーナル・ニュース」が報じている。

 田中は2点リードの7回、先頭のサンドバルに1ボール2ストライクからの8球目をライトスタンドに運ばれ、4?3と1点差に詰められた。すると、ジラルディ監督はベンチから出てきてマウンドに足早に歩み寄る。悔しそうに女房役のマッキャンと言葉を交わした田中は、ボールを手渡すとダグアウトに向かった。

 投球数はわずかに88球で、うちストライクは56球。四球もわずか1つ。記事では「過去4試合ではいずれも100球以上を投げていた」とし、右腕はまだ余力を残していたことを伝えていた。

 記事によると、指揮官は「私はそういうことだと言った。ナポリは彼から山ほど成功を収めているからね」と語ったという。サンドバルに続いて打席に立ったのは強打者ナポリ。田中とはこの打席の前まで通算8打数5安打の打率6割3分、2本塁打、3四球と相性抜群だった。

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