田中将大はQS達成で8勝目も、NYメディアが辛辣評価 「典型的な先発2番手」

「チームがこんな感じで打ちまくれば、問題ないかもしれない」が…

 地元紙「ニューズデイ」も厳しい論調で田中の投球に迫っている。

「先発ローテーションにクエスチョンマークが渦巻く中、ヤンキースは彼らの支払う額に足るエースとしての投球をマサヒロ・タナカに切望するほどの崖っぷちにいる。もちろんチームがこんな感じで打ちまくれば、問題ないかもしれない。過去10試合で90得点を記録している。だが、火曜日の夜、タナカは調子を取り戻すことができない」

 記事では、このように分析。ヤンキースでは、現時点でエースとも評価されるマイケル・ピネダ投手が故障者リスト入りし、復帰は9月になると報じられている。7年総額1億5500万ドルという大型契約を手にしている右腕に対して、地元メディアは額面通りの圧巻のピッチングを期待しているようだ。

 一方、地元紙「ジャーナル・ニュース」は「マサヒロ・タナカはいくつかのミスを除けばなかなか良かった」と指摘しており、失投以外のピッチングを高く評価した。

 貯金15でア・リーグ東地区首位を快走するヤンキースは、復活したマーク・テシェイラ、アレックス・ロドリゲスらに牽引され、打線が爆発している。ただ、プレーオフも勝ち抜くためには、先発陣の安定が必要不可欠だ。

 昨季前半戦では快刀乱麻のピッチングを見せた田中。今年も、昨年のような有無を言わさぬピッチングが求められている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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