上原浩治が日本人2位のMLB通算85セーブ 松井秀喜氏も脱帽「仰る通りです」
好調ヤンキース打線抑えて斎藤隆超え、「ちょっとナーバスになってる部分はあった」
レッドソックスの上原浩治投手は5日(日本時間6日)、敵地での宿敵ヤンキース戦で今季24セーブ目を挙げた。2-1の9回に登板し、1回1安打1四球無失点。好調のヤンキース打線相手に1点のリードをしっかりと守った。メジャー通算では85セーブとして、並んでいた斎藤隆(現楽天)を上回り、日本人歴代単独2位に浮上した。
上原はヤンキース打線のクリーンアップと対峙。まずは3番のAロッドを内角への直球で捕邪飛に仕留めた。続くテシェイラには1ボールからスプリットをライトへと運ばれる。飛び込んだカスティーヨがすくい上げ、アウトと判定されたが、ヤンキースがチャレンジ。実際にはボールがグラウンドに弾んでいたため、ビデオ判定で覆りヒットになった。
その後、暴投で代走のヤングが二塁に進塁。ベルトランはフルカウントから中飛に打ち取ったが、ヘドリーには四球を与える。2死一、二塁とピンチが広がったものの、最後はマッキャンを追い込んでからスプリットで中飛に打ち取り、試合を締めた。
試合後にはTVインタビューに応じ「ヤンキース打線は調子がいいので、今日は1点差で、しかもクリーンアップだったんで、ちょっとナーバスになってる部分はありましたね」と振り返った。
それでも、今季もセーブ機会では防御率1.13と抜群の安定感を誇る守護神は、きっちりと無失点に抑えて24セーブ目。チームは地区最下位と苦しい状況だが「勝つことしかないので、何が必要というよりも勝つことだけですね」と今後の戦いへ向けて力を込めた。