岩隈久志の制球力に敵打者も脱帽 「どのボールもストライクゾーンギリギリ」

「彼を前にすると打席ですごくフラストレーションが溜まる」

 一方、地元紙「ニュース・トリビューン」によると、レンジャーズのミッチ・モアランド内野手は岩隈の投球についてこう証言している。

「彼を前にすると打席ですごくフラストレーションが溜まるんだ。どれだけ球数を投げようが、全て狙い通りのところに投げてくる。彼はストライクゾーンの上下、左右、内角高め、外角低め、内角低めと投げ込んできた。全てのボールをどこでも投げ込んできた。でも、どのボールもストライクゾーンギリギリなんだよ」

 その言葉通り、岩隈は99球の投球において際どいコースに投げ分け、相手打者を翻弄。2回にオドールにソロ弾を浴び、7回にも1死一、三塁からウィルソンの犠牲フライで失点したが、3回からの4イニングをヒット1本で抑えるなど抜群の制球力で相手を封じた。

 節目の日米通算150勝を手にした岩隈。2013年にサイ・ヤング賞候補3位に入った実力者は対戦相手の脅威となっている様子だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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