イチローが今季17度目マルチ 日米通算4201安打、歴代1位ローズまで「55」
6点を追う6回にセカンド内野安打、8回には左前打
マーリンズのイチロー外野手は21日(日本時間22日)、本拠地でのフィリーズ戦に「2番・ライト」で先発出場し、今季17度目のマルチ安打をマーク。日米通算4201安打目(メジャー2923本、日本1278本)とした。
イチローは初回、1死走者なしで最初の打席に立ち、この試合がメジャーデビューの先発右腕アイクホフの前に右飛に倒れた。3回は三塁打を放ったゴードンを置き、2死三塁で打席へ。先制のチャンスだったが、ここも中飛に倒れた。
マーリンズは4~6回に計6点を奪われる苦しい展開。イチローは6回、無死一塁で3度目の打席へ。一、二塁間にボールを転がし、セカンドへの内野安打で無死一、二塁とチャンスを広げた。これが日米通算4200安打目となったが、後続が倒れて得点は奪えなかった。
イチローは1-6となった8回も無死一塁で打席へ。2番手ガルシアから今度はレフト前に運び、今季17度目のマルチ安打とした。
イチローは15日のカージナルス戦で2安打を放ち、日米通算でメジャー歴代2位の安打数を誇るタイ・カッブ(通算4191本)を上回っていた。これで日米通算4201安打まで積み上げ、歴代1位のピート・ローズまでは残り55本。8月に入ってからは、この試合の前まで月間打率3割5分1厘と好調で、順調にヒットを積み重ねている。
また、これで今季79安打。昨季終了時点で残り156本としていたメジャー通算3000本までは残り77本と、開幕前から半分以上までつめている。
試合はマーリンズが1-7で敗戦。イチローは4打数2安打で打率2割6分5厘としている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count