エース前田が快投で広島4連勝 8回に150キロ超え「力が入りました」

前田は6年連続2ケタ勝利の10勝目、首位阪神とは4・5ゲーム差

 広島の前田健太投手が27日、本拠地での阪神戦に先発し、8回4安打無失点7奪三振3四球で10勝目(7敗)を挙げた。2010年から6年連続となる2ケタ勝利に到達。エースの快投で首位阪神に連勝したチームは、これで4連勝となった。

 快投を続けてきた前田のギアが明らかに上がった。2回のエルドレッドの先制ソロによる1点を守り続け、1-0で迎えた8回。先頭の梅野を149キロの直球で空振り三振に仕留める。代打・上本の3球目は、2ボールから150キロの直球でストライク。さらに、追い込んでからの5球目は151キロの直球で空振り三振に切って取った。

 鳥谷への初球も、ボールながら150キロ。四球を与えたが、続く狩野をスライダーで左飛に打ち取ると、ガッツポーズを繰り出した。「8回は本当に気持ち入れて投げましたし、力が入りました」。3球が150キロを超えた8回の投球を、試合後のお立ち台でこう振り返った。

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