岩隈、自己ワーストタイ4四球も6回途中2失点の粘投 6勝目の権利持って降板
苦しみながら5回2/3を2失点
マリナーズの岩隈久志投手が29日(日本時間30日)、敵地ホワイトソックスで今季14試合目の先発登板に臨み、6回途中を7安打6奪三振4四球2失点で抑え、6勝目の権利を持って降板した。
マリナーズは初回、相手先発のサマージャからシーガーの20号2ランなどで3点を先制。早速援護を受けた岩隈はその裏を三者凡退に打ち取ると、2回には1死からA・ガルシアにレフトへヒットを許すも、ラローシュを併殺に仕留める。
しかし降雨の影響からか、岩隈はリードを4点に広げた3回に崩れる。1死からサンチェスにレフトへ二塁打を浴びると、2死となった後には連続四球で満塁に。
岩隈はここは踏ん張り、強打者アブレイユをセンターフライに打ち取ったが、味方打線がさらに1点を加えた直後の4回につかまる。カブレラ、A・ガルシアに連打を浴びて無死一、三塁となると、ラローシュにライトへタイムリーを浴びて失点。さらに2死二、三塁から四球を与え、満塁となった。それでもイートンをセカンドゴロに仕留めて窮地をしのぐ。
ピンチを最少失点でしのいだ岩隈は5回、サラディーノをサードゴロに打ち取ると、アブレイユをレフトフライ、カブレラを空振り三振に仕留める。しかし、6回は1死からラローシュにこの日4つ目の四球を与えると、ラミレスにレフト前に運ばれて一、二塁に。2死となった後にフラワーズにレフトへタイムリーヒットを浴びて2失点目。ここで降板となった。マリナーズは2番手でマウンドに上がったラスムッセンが後続を断ち、リードを守った。
岩隈の1試合4四球は2012年8月28日のツインズ戦以来、3年ぶり自己ワーストタイ。苦しみながらも5回2/3を2失点に抑えて6勝目の権利を得た。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count