【U-18野球W杯】豊田、清宮…野手陣にケガ人相次ぐU-18日本、初の世界一に向けキーマンは?
豊田は出場絶望、清宮も負傷抱える中、キーマンは…
一方で懸念されているのが、野手陣にケガ人が続出していることである。
豪州戦で死球を受けた5番・豊田寛がその後の検査で左膝の骨にヒビが入っていたことが分かり、残り試合の出場が絶望的。さらに、4番・清宮幸太郎もチェコ戦で左膝の違和感を訴えて途中交代し、メキシコ戦は欠場。清宮は2日の練習で元気な姿を見せて一安心させたが、当初の4、5番が故障したのは、指揮官にとっても痛手となっている。
その影響は特に守備面で大きい。もともと外野手登録は3人。そのうちの1人が豊田だった。それにより、高校でも経験のある勝俣翔貴をライトに起用しているほか、内野手の杉崎成輝、捕手の堀内謙伍らを実戦でテストした。急造の守備が接戦が予想されるスーパーRでミスなくこなせるか、一抹の不安は残っている。
そこでキーマンとなるのが、0だ。上述の通り、投手登録ながら今大会は一塁手、右翼手をこなし、チェコ戦ではチーム1号となる本塁打を放った。清宮が欠場したメキシコ戦では代わって4番に入り、2点タイムリーをマーク。清宮がスーパーRで出場できない場合は、西谷監督が代役4番として期待しており、攻守でのフル回転が求められる。
カナダ、韓国、キューバともにアマ球界では屈指の強豪国。決して楽な相手ではない。自国開催で初の世界一を目指す高校ジャパン。試練の戦いが、いよいよ幕を開ける。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count