田中将大、7回途中4失点で11勝目 ヤ軍は15安打13得点と打線爆発で2連勝
QSは5試合連続で途切れる
ヤンキースの田中将大投手が2日、敵地レッドソックス戦で6回1/3を投げ、6安打5奪三振4失点で11勝目(6敗)を挙げた。ヤンキース打線は2回に一挙8得点を奪うなど、5本塁打を含む15安打13得点と爆発。6試合連続のクオリティー・スタート(6回以上を自責3以内)はならなかった田中だが、大量援護もあり、勝ち星を手にした。13-8で勝利したヤンキースは連勝を飾った。
今季20試合目のマウンドに上がった田中は初回、先頭のベッツにライトへ二塁打を許すと、2死から4番オルティスに右中間へタイムリー二塁打を浴びて失点。
しかしヤンキース打線は2回、相手先発のオーウェンスを攻め、1死一塁からバードが逆転2ラン。マーフィーも2者連続の本塁打を放つと、さらに3点を加えてオーウェンスをKO。代わったクックからもベルトランが2ランを放ち、この回3本塁打を含むヒット7本の猛攻で一挙8点を奪う。
3回にはドルーが3ラン、5回にもグレゴリアスがライトへソロ弾を放ち、リードは11点に。
一方、2回以降、無失点に抑えていた田中だが、5回先頭のスワイハートに二塁打を許すと、1死三塁となった場面でベッツに犠牲フライを浴びて2失点目。さらに6回には先頭のボガーツにレフトスタンドへソロ本塁打を運ばれる。
7回も続投した田中は1死からスワイハートに四球を与えたところで降板。代わったベイリーが連続四球で1死満塁とされると、サンドバルの犠牲フライを浴びたため、田中に4失点目がついた。
ヤンキースはその後、5点差まで追い上げられたもののリードを守り、2連勝。田中は8月の5試合すべてでQSを続けてきたが、7月29日のレンジャーズ戦以来、6試合ぶりの自責4。この日は92球を投げ、ストライクは66球、防御率は3.73となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count