【U-18野球W杯】U18日本、またも世界一逃す 失策絡みの2点跳ね返せず米国に惜敗
先発佐藤が4回2失点、打線は米先発プラットを打ち崩せず
第27回U-18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)の決勝戦が6日、甲子園で行われ、高校日本代表はアメリカに1-2で敗れ、初優勝を逃した。先発の佐藤が3回に失策絡みで2点を失うと、打線も米国左腕プラットに7回途中まで1得点に封じられた。結局、最後まで追いつけずに惜敗。アメリカは大会3連覇となった。
1次ラウンドの同カードで5安打完封勝利を挙げている佐藤は3回、先頭ラサフォードにヒットを許し、1死二塁からモニアクの打球を自らサードに悪送球。この間に二塁走者が生還し、1点を先制される。さらにアムダイティスのライトへのフライを勝俣が捕球できず、タイムリー二塁打に。この回、2点を失った。
追い上げたい日本は6回、ここまで2安打に封じられていた相手先発プラットから津田がタイムリーを放ち、1点差とした。さらに勝俣、清宮の連打で2死満塁としたが、平沢が凡退し、好機を逸した。
日本は5回から登板した上野が5イニングを無失点に抑える好投を見せたが、最後まで1点が遠かった。高校日本代表が過去U-18W杯に出場したのは2004年(準優勝)、12年(6位)、13年(準優勝)の3度。今大会は1次ラウンドから8戦全勝で決勝まで駆け上がったが、またも世界一に手が届かなかった。
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富樫重太●文 text by Shigeta Togashi