ホークス、2回に打者一巡の猛攻 先制打の今宮「チャンスで打てて良かった」

川島、タイムリー三塁打「しっかりと飛んでくれた」

 ソフトバンクが9日の日本ハム戦(札幌ドーム)で猛攻を見せた。

 タカ戦士がダイヤモンドを次々とホームを駆け抜けた。2回。1死の李大浩の左前安打が猛攻の合図となった。

 松田の中前安打、カニザレスの左前安打と3連打で1死満塁とすると、今宮が左腕・吉川の内角高めへの146キロ直球を引っぱたく左前適時打で2点を先制した。今宮は「みんながいい形でつないでくれた。とにかく次に次に、と思っていました。チャンスで打てて良かったです」と笑顔を浮かべた。

 2死一、三塁では中村晃が右前適時打を放つと、続く同一、三塁では川島は走者一掃の左中間2点三塁打とした。中村は「今宮健太の先制打のおかげで、楽に打席に入れました。満足のいく、いい一打になったと思います」と笑えば、川島は「ちょっと先で打ってしまったので、どうかなと思いましたが、しっかりと飛んでくれた」と表情を緩めた。

 この回、4連打を含む6安打で5得点。前夜も2回までに6得点を挙げて試合の主導権をつかんでいた。相手の日本ハム・厚沢投手コーチも「2日連続で序盤に大量失点を取られるのは、きつい。誰かがこういう流れを止めないといけないんだけどな。相手打線が振れているとはいえ、カウントを整えにいったところを痛打されている」と嘆く猛攻ぶりだった。

 ホークスの強さを証明するには十分な猛攻だった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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