斎藤佑が見せる新たな投球スタイル 栗山監督も「自分の道が見えてくれたら」

新たな投球スタイルで初白星つかんだ斎藤佑、「下克上」の切り札になれるか

 日本ハムの斎藤佑樹投手が16日、ソフトバンクのリーグVを阻止する今季初勝利を挙げた。

 ロッテ戦(QVCマリン)に先発し、6回5安打1失点。勝敗のカギを握ったのが、「新フォーク」だ。

 立ち上がりから、そのフォークが生きた。初回1死一塁、打者は3番・今江。1ストライクから、2球続けてフォークを投げた。3球目は高めから真ん中付近に落ちる甘い球だったが、バットの芯を外す。三ゴロ併殺打でピンチの芽を摘んだ。

「フォークは初球から使える。今はカウントを取る球と空振りを取る球を投げ分けています。(フォークは)他球団に研究される中でも、絶対に使っていかないといけない球です」

 初回を切り抜けると、その後もフォークを軸とした投球が光った。この日は全77球。そのうち36球がフォークだった。本来は決め球の球種をカウント球としても使う投球は、シーズン序盤から球宴までの中継ぎ経験でつかんだ。

「先を見ないで1人1人抑えていく。いい球はドンドン使っていく。(球宴後の先発再転向後に2軍で)そういう風に投げて、いい結果だったことが多かった。(次第に)フォークのキレが良くなって、真っすぐも勝負出来る球になってきた」

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