岩隈久志が今季最多9奪三振の快投で8勝目 3年連続2ケタ勝利へあと「2」

6回4安打1失点無四球で防御率は約1か月ぶりに3点台に

 マリナーズの岩隈久志投手は16日(日本時間17日)、本拠地でのエンゼルス戦に先発し、6回4安打1失点無四球の好投で8勝目を挙げた。キレ味のあるスプリットを武器に、今季最多の9奪三振。2試合ぶりの白星を挙げ、防御率も8月18日のレンジャーズ戦以来となる3点台に戻した。マリナーズは3-1で勝利した。

 岩隈は初回、1死一塁からトラウトをスプリットで空振り三振、プホルスは左飛に打ち取り、無失点に抑えた。2回はわずか8球で3者凡退。3回は二塁打を浴びるなど1死三塁とされたが、マーフィーを二ゴロに仕留めると、カノのバックホームで三塁走者を刺して2アウト。続くカルフーンは空振り三振に切って取った。

 4回はトラウトを空振り三振、プホルスは投ゴロ、クロンは空振り三振と、すべてスプリットを決め球に再び3者凡退。すると、その裏に打線が2死一、二塁として、モンテロがレフトへ3ラン。大きな援護点が入った。

 5回、岩隈は先頭のアイバーにライトオーバーの二塁打を浴びたが、続くフリースはスプリットで空振り三振。さらに、ペレスはスプリットで見逃し三振、代打ジョイスは高めへの直球で空振り三振と、3者連続三振でピンチを切り抜けた。

 6回には、先頭のマーフィーにツーシームをバックスクリーンに運ばれて1失点。だが、崩れない。カルフーンとトラウトをいずれもニゴロに打ち取り、最後はプホルスをフルカウントから8球目のカーブで見逃し三振。今季最多の9奪三振として、マウンドを降りた。

 マリナーズは救援陣が2点のリードを守りきり、3-1で勝利。岩隈に8勝目がついた。

 この日は84球を投げてストライクは58球。防御率は3.90と、5試合ぶりに3点台に。今季は負傷に苦しんできたが、3年連続の2ケタ勝利まで2勝とした。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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