イチローの去就に影響は? 中堅手オズナにトレードの可能性が再浮上

「ローリア会長はトレードに非常に前向き」

 マーリンズのマルセル・オズナ外野手が今オフ、トレードに出される可能性が高まっている。地元紙「マイアミ・ヘラルド」が報じている。

 開幕前にナ・リーグ最強の外野手トリオの一角との評価を受けていた24歳のオズナは、5月までの打率が2割6分8厘と低迷。7月上旬に36打数1安打という不振を理由に傘下の3Aニューオリンズへと降格した。その際は今夏のトレードの可能性を報じる地元メディアもあった。1か月を超える3A生活では3割1分7厘と復調を見せ、8月にようやく昇格を果たしたものの、その後の打率は2割5分と苦しんでいる。

 記事では「マーリンズの球団職員の何人かはマルセル・オズナ外野手を手放したがっていないものの、ジェフリー・ローリアの関係者いわく、ローリアはオズナに失望しており、今オフ、彼をトレードすることに非常に前向きだ」と言及。これまでも主力を大量放出する“ファイヤーセール”を繰り返すなどしてきたローリア会長が今冬にオズナのトレードに踏み切る可能性を指摘している。

 若手有望株のオズナには以前から複数の球団が関心を寄せていることが報じられており、マーリンズはオズナ放出の見返りとして有望な先発投手の獲得を目指すとの見方も伝えられている。

 スタントン、イエリッチ、オズナという主力外野陣に、今季、「4番手」としてイチローが加入。オズナらも41歳のレジェンドを慕う様子を見せるなど、若手とベテランの融合で飛躍が期待された。しかし、最強外野陣と評されたトリオは不振やケガで次々とメジャーの舞台から離脱。そして、ここにきてオズナのトレードの可能性が再浮上した。すでに来季残留の可能性が報じられているイチローの動向も含め、来季に向けた動きが活発化してきている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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