指揮官は田中将大が負傷したプレーに理解示す 「闘争本能こそ成功理由」

24日の首位攻防戦登板を回避へ、前回登板でバントを失敗した際に負傷した田中

 ヤンキースの田中将大投手が、右太もも裏の張りで首位攻防戦となる23日(日本時間24日)のブルージェイズ戦への登板を回避することになった。地区優勝を諦めていない名門球団にとっては大きな痛手となるが、ジョー・ジラルディ監督は負傷の原因となったエースの「闘争本能」に理解を示している。

 地元紙ニューヨーク・ポストは、「タナカの登板回避でヤンクスはア・リーグ東地区(優勝)争いで衝撃を受ける」とのタイトルで特集時期を掲載。その中で、田中の負傷の原因となったプレーについて触れている。

 田中は6回5安打2失点で敗戦投手となった18日(日本時間19日)のメッツ戦で負傷した。2回表に送りバントを試みたが、キャッチャー前への弱いゴロになり、失敗に終わった。

 捕手が二塁に送球し、一塁走者のライアンが間一髪でアウト。田中はダブルプレーを回避するため、一塁へ全力疾走していた。そこで負傷していたものの、その後もマウンドに上がり続け、1点リードの2回裏にデューダに同点弾を被弾。6回にはマーフィーに勝ち越しソロを浴び、82球で降板した。そして、19日(同20日)にMRI検査を受け、グレード1の張りと判明した。

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