【パ覇者の強さを検証する(上)】独走でリーグ連覇のソフトバンク 原動力となった打線が残す圧巻の数字

苦しみながらも勝負強さ発揮した4番内川

 トリプルスリーを確実なものとしている背番号9は、打率3割6分6厘、32本塁打、95打点、30盗塁と堂々たる成績。出塁率は4割5分を超え、猛打賞16回、マルチ安打58回はチームトップ、OPSも1.100前後をキープしている。

 3番に柳田がいたことで「1、2番を出塁させたくない」という過剰な意識を相手バッテリーに与えた。高打率もあり、一発もある柳田の存在が、ただでさえ難しい立ち上がりを、よりナーバスにさせた。44試合で初回に得点をあげ、計83得点。7回の91得点に次ぎ、2番目に得点が多いイニングとなっているのは、その産物だ。

 ひとたびチャンスを作れば、3番の柳田から、内川聖一、李大浩、松田宣浩と続く打線は気を緩めるポイントが無く、初回から複数得点を挙げる試合も少なくなかった。13回の決勝打も、チームトップタイの数を誇る。文句なしに、今季のMVP最有力候補といえるだろう。

 4番に座った内川のことも忘れてはいけない。自身の成績は打率2割8分5厘、11本塁打と低調で、右打者としては史上初の8年連続3割の記録も微妙な状況となっているが、実は決勝打13回は柳田と並びチームトップ。勝負強さは確実に発揮した。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY