軽症強調も…田中将大に意外なリスク 太もも裏負傷で肘に負担がかかる?

完治を待たずに中途半端に復帰すると、肘に負担がかかる場合も考えられる」

「MRI検査で軽度の損傷ということなので、深刻な筋肉のトラブルではないと思います。グレード1と診断された場合、通常なら2週間から3週間程度で復帰できるケースが多いです。しかし、回復には個人差があります。検査結果のみならず、患部の腫れ、『圧痛』と呼ばれる押した際の痛みの度合い、ストレッチした際の痛み、痛みを生む動作などを統合して復帰時期を決めることになります」

 新盛院長はこう説明する。田中は22日、チームがカナダに遠征する中、ヤンキースタジアムに残り調整と治療を行った。復帰へのアクションをスタートさせているが、再発などのリスクが存在するという。

「ハムストリングの怪我は再発のケースが一般的に高いものです。完治を待たずに中途半端に復帰すると、田中選手の場合は肘に負担がかかる場合も考えられます。軸足となる右足に違和感があれば、マウンド上で体重を乗せずらいということもあります。

 リリース時に蹴り上げる際に力を入れにくいと、上半身に過剰な力や負荷がかかる事態も考えられます。チーム事情と再発リスクを見極めながらの復帰に関しては、慎重な判断になるでしょう」

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