ジョニー黒木が語る斎藤佑樹の「ボール1個」の進化

日本ハム・斎藤佑が今季初白星、投手コーチが分析する成長の跡

 日本ハムの斎藤佑樹投手が今季2勝目を目指し、25日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で先発する。

 今季初勝利となった16日のロッテ戦(QVCマリン)では勝負球のフォークをカウント球から多投。今季最長の6回を5安打1失点。勝ち星は昨年9月29日の西武戦(札幌ドーム)以来352日ぶりだった。

 クライマックスシリーズ初登板初先発への期待も膨らむ好投。現役時代にロッテで通算76勝を挙げた黒木知宏投手コーチにはどう見えたのか? 「魂のエース」と呼ばれたジョニーに聞いた。

――日本ハム1軍投手コーチ就任2年目。先発再転向した8月以降の4試合は、いずれも5回以上を投げて試合を作っている。どこが良くなったか?

「真っすぐが強くなってますね。感覚的なんですが、投げる時に指先に乗っている時間が長くなっている。軽くボールを放しているのではなく、重たくボールを放しているので、リリースの瞬間から打者に着くまで球がいくのが速い。これはスピードガンの速さとは違います」

――リリースポイントは、どれぐらい変わったか?

「ボール1つぐらいだと思いますけどね。イメージ的にですが。しっかりと前で投げることが出来ている。データで解析したわけではないので、何センチ前なのかは分かりませんが、とにかく、いいボールは投げてました」

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