岩隈が日本人4人目の3年連続2桁勝利に王手 指揮官も絶賛「楽々と進めた」
ロイヤルズ戦で7回零封&今季最多10Kで9勝目、地元紙も「効果的なピッチング」
マリナーズの岩隈久志投手が22日(日本時間23日)の敵地ロイヤルズ戦で7回を3安打無失点、今季最多10奪三振の力投を見せ、9勝目(4敗)を挙げた。11-2と快勝し、2連勝を飾ったロイド・マクレンドン監督は日本人右腕のピッチングを絶賛している。地元紙「シアトル・タイムズ」が報じている。
岩隈はシーガーとカノのソロホームランで2点の援護を受けた初回裏にこの日最大のピンチを迎えた。
先頭のゴードンをスプリットで空振り三振に仕留めた後、続くゾブリストに四球を与えると、ケインにライト前ヒットを浴びた。それでも1死一、三塁の窮地で4番ホズマーをショートライナー、モラレスを空振り三振に仕留めた。
そして2回以降は圧巻のピッチングを披露。毎回三振を奪い、二塁を踏ませなかった右腕について、マクレンドン監督も記事の中で「1度リードを受けたら、彼はただ楽々と進めたね。制球は決まリ始めたし、内角も外角も攻めた。あの状況ならピッチャーはずいぶん投げやすかっただろうね」と称えている。
また、記事では「ここ3試合の先発試合よりも打線の援護に恵まれたヒサシ・イワクマは効果的なピッチングを見せた。打者相手にカウントで優位に運び続け、7回3安打1四球で10奪三振で今季9勝4敗と成績を伸ばした」とこの日の投球を伝えている。
野茂英雄、黒田博樹、ダルビッシュ有に続く日本人4人目の3年連続2桁勝利に王手をかけた岩隈は、今月27日のエンゼルス戦、10月3日のアスレチックス戦に先発予定。以前、「(2桁勝利が)見えてきたので、何とか頑張りたい」と意気込んでいた右腕は残りの登板でラストスパートをかける。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count