広島、崖っぷちから2連勝&阪神と1・5差! ジョンソンが虎退治で14勝目

阪神、無死満塁の好機逸した直後…広島・田中が2点タイムリー三塁打でダメ押し

 広島が27日、本拠地で3位・阪神を5-2で下し、崖っぷちから2連勝、カード勝ち越しを決めた。ここまで対阪神4戦2勝無敗のジョンソンがこの日も7回途中8安打8奪三振2失点と力投。リーグトップに並ぶ14勝目(7敗)を挙げた。これで4位広島はクライマックス・シリーズ(CS)出場を争うライバルとのゲーム差を1・5に縮めた。

 ジョンソンは初回、1死二塁から福留に148キロのストレートをレフトへ弾き返され、先制点を許す。しかしその裏、味方打線が援護。先頭の丸が相手先発の岩崎からレフトスタンドへ17号同点ソロを運ぶと、1死二塁からエルドレッドが2戦連続となるタイムリーヒットを放って勝ち越し。さらに2死一、二塁から田中にもタイムリーヒットが飛び出し、この回3点を奪った。

 2点のリードを受けた助っ人左腕は2回を3者三振に切って取ると、3回も3者凡退に仕留める。4回以降は毎回ランナーを背負いながらも粘りのピッチング。7回に先頭の俊介に内野安打を浴び、1死後に鳥谷のレフトへのヒットで一、二塁に。ここでマウンドを大瀬良に譲った。

 直後、大瀬良は代打・関本にレフトへタイムリーヒットを浴びるも、福留をサードへの併殺に打ち取って1点のリードを死守。さらに8回も続投した24歳右腕は四球と2本のヒットで無死満塁のピンチを招いたものの、代打西岡をセカンドフライ、代打・伊藤隼を見逃し三振、梅野をセカンドフライに仕留めて得点を許さない。

 すると広島はその裏の攻撃で1死一、三塁から田中がライト線へタイムリー三塁打を放ち、2点を追加。9回は守護神・中崎が締めて阪神に競り勝った。

 広島は残り6試合で阪神との直接対決は1試合。背水からライバル相手に2連勝し、CS出場へ望みをつないだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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