10勝の広島黒田、CSへ運命の一戦で最終登板か 「常に重圧でマウンドに」

8回4安打1失点の快投でCSへ望みつなぐ勝利、「目の前に試合に勝っていくしかない」

 広島の黒田博樹投手が8回4安打1失点の快投で10勝目(8敗)を挙げ、チームのクライマックスシリーズ(CS)進出へ望みをつないだ。1点リードの初回に1点を失って同点とされたものの、その後はわずか2安打に抑える投球。打線が8点を奪う中、8回を102球にまとめ、5奪三振無四球と危なげない内容で白星を掴んだ。

 試合後にお立ち台に上がった黒田は「なんとか粘り強く投げられたと思います。中4日だったので、粘り強く投げるしかないかなと思っていました」と、この日の投球を振り返った。

 CS進出へ、負けられない試合が続いている。経験豊富なベテラン右腕は打線の援護にも恵まれず自身2連敗中だったが、この日は周囲の期待に見事に応える快投。「目の前の試合を勝っていくしかないですし、今日の勝ちに貢献できてよかったと思ってます」。自分の仕事をやり遂げた。

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