西口、引退セレモニーでノーヒッター未遂に自虐 「期待を裏切ることも…」
松坂からメッセージも「西口さんのエースとしての背中をずっと追ってきた」
その後、中日・和田、DeNA・後藤と長田、ソフトバンク・帆足と細川、オリックス・中島と原拓、巨人・片岡、楽天・松井稼、渡辺シニアディレクターら元同僚からメッセージが紹介された。
ソフトバンク・松坂からは「僕は西口さんのエースとしての背中をずっと追ってきました。僕が入団した時に、あと5年くらい出来たらいいと言っていた西口さんが、当時の先輩方の中で一番長くプレーしてきた事が一番の驚きかもしれません」とのメッセージがスコアボードに流れた。
かつてのチームメートのロッテ・涌井、フリーアナウンサー・小倉智昭さんから、花束を渡される場面もあった。西武・菊池や野上が目を真っ赤に腫らしたが、西口はマウンドと変わらぬ飄々とした姿で21年間、慣れ親しんだ西武プリンスドームを一周した。
捕手・炭谷へ高めの直球を投げ込んだラストピッチの後にはグラブをマウンドへ置いた。その後、ナインの手で軽やかに背番号と同じ13回の胴上げ。最後まで笑顔を浮かべ、21年間、慣れ親しんだ西武プリンスドームを後にした。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count