離脱中の青木宣親、来季はどうなる? ジャイアンツ監督は残留を希望

地元紙が伝える、「ボウチーはアオキを来年も残留させたいと意思を表明」

 ジャイアンツのブルース・ボウチー監督が、青木宣親外野手の来季残留を望んでいると、地元紙「サンノゼ・マーキュリー」が伝えている。「ジャイアンツはバードを戻したがっている」との記事の中で報じた。

 昨季のワールドシリーズ覇者は、29日(日本時間30日)の首位ドジャース戦に敗れれば、プレーオフ進出が完全消滅する。今季は怪我人の続出にも苦しみ、来季は巻き返しを図るシーズンになる。

 記事の中では、ボウチー監督が、8月下旬にレッズから移籍して打率2割8分1厘、3本塁打、30打点と活躍しているマーロン・バード外野手の残留を望んでいると言及。バードの契約には「べスティング・オプション」が含まれており、残り6試合で18打席以上に立てば自動的に1年800万ドル(約9億6000万円)で契約が延長される。放出を考えているなら、残りの試合で起用を制限する必要があるが、名将は貴重な強打の右打ち外野手を、むしろチームに残したいと考えているという。

 さらに、記事では「ボウチーはノリ・アオキ(550万ドルの球団オプション)のことも来年、残留させたいという意思を表明している」とも言及。1年契約の青木は、球団が1年550万ドル(約6億6000万円)で契約を更新するか、放出するかの選択権を持っているが、指揮官はこのオプションを行使することを望んでいるようだ。

 ただ、同紙は「バードも青木も有能な中堅手ではなく、ハンター・ペンスは右翼手のレギュラーとして来季戻ってくるので、2人をレフトでプラトーン起用することになるだろう。しかし、特にジャイアンツが先発ローテーションの再建を最優先する時、1350万ドル(約16億2000万円)は高いようにも見える」とも指摘している。

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