西武か、ロッテか　熾烈を極めるパ・リーグCS進出争いの鍵となるのは？

残り1試合の西武に「戦いやすさはある」

　一方のロッテは、序盤に3点を先制すると、先発のチェンが安定感のある投球で7回無失点。日本ハムを4-1で破り、西武に食らいついている。

「西武は残り1試合なので、精神的にはやりやすいと思います。完全燃焼しやすい状況ですね。最終戦も投手陣はスクランブル体制で行くと思いますし、十亀も含めてベンチに入っている全員
が投げる準備をすると思います。

　勝つために、全員をつぎ込むような戦い方をするでしょうし、戦いやすさはあります。ただ、（対戦相手の）オリックスも苦しいシーズンを送ったとはいえ、良い選手が揃っています。当然、簡単な試合にはならないとは思います」

　野口氏は西武のチーム状況についてこう分析。西武が最終戦に敗れた場合、ロッテは3敗まで許されることになる。西武としては、まずは1日のオリックス戦に勝つことが“大前提”と言えそうだ。一方で、残り試合が多いロッテについては、対戦相手の難しさを指摘する。