DeNA中畑監督、最下位確定に「この責任は全て私にあります」

「またチャンスがあれば、皆様とお会いしたい」

 DeNAが3日、横浜スタジアムで行われた今季最終戦、巨人戦で5-7で競り負けて最下位が確定した。試合後は中畑清監督がファンにあいさつ。感謝の意を表するとともに、今季の成績の責任が自身にあると語った。

 以下がファンに対して発したコメントの全文。

「まず、はじめにジャイアンツファンの皆様、お疲れさまでした。セ・リーグは昨日、下克上でヤクルトスワローズが優勝しました。でも、ジャイアンツはクライマックスに出場できます。良かったですね。しかも、下克上のチャンスがあるんです。頑張ってください。セ・リーグのために、大いに盛り上げてください。お願いします。

 そして、我がDeNAベイスターズファンの皆様、1年間ありがとうございました。オールスターまでは首位でした。緊張感、そして喜び、そして怖さを感じられました。幸せでした。でも、その後、どんなゲーム展開になっても、このチームの選手たちは最後の最後まで、どのポジションであろうとも、あきらめない野球をやり通してくれました。

 その結果、現状、惨敗です。この責任は全て私にあります。当然、責任の重さは感じています。でも、うれしいことがありました。昨年、この場所であいさつした時に、23試合の大入りという、本当にファンのみなさんに熱意を感じた試合が23試合ありました。『今年はお願いします』と繰り返しました。(今年は)43試合の大入りでした。ありがとうございました。この応援が喜びでした。

 プロ野球はプロ野球とは、何と言ってもファンの声援、そして後押しがなければ、成り立ちません。この大声援の中でプレーしてくれた選手たちは、本当に温かく感じていたと思います。このスタジアムでプレーする喜びを感じたはずです。本当にファンのみなさん、ありがとうございました。ありがとうございました。ありがとうございました。

 私が4年間、本当に悔いのない監督、大した監督ではありません。でも、4年間でこれだけファンが集まるスタジアムになってくれました。心から感謝しています。改めて、ありがとうございました。またチャンスがあれば、皆様、皆様とお会いしたいです」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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