今季助っ人が活躍した球団は? 浮き彫りになる日本人打者の重要度

印象よりも大きい? 楽天の外国人打者の貢献

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外国人打者と日本人打者の貢献(パ・リーグ)

 続いてパ・リーグ。優勝したソフトバンクの主軸だった李大浩はよく打ち大きな貢献を見せたが、他球団に比べると日本人打者が多くの打席を占めている。

 日本ハムはブランドン・レアードらの活躍で、昨年伸ばせなかった外国人打者の得点貢献を打席数、率でいずれもアップさせ得点力を高めたのがわかる。

 西武は、外国人選手の打席数が最も少ない。ソフトバンクと同じで日本人打者の充実がもたらしている事態だと思われるが、来年以降得点力でソフトバンクに対抗していくには、外国人打者の得点貢献のアップを狙ってもよいのかもしれない。

 オリックスはフランシスコ・カラバイヨが前半戦の打線を引っ張る活躍を見せたが、主軸として期待されたトニ・ブランコの不調が響いた。ウィリー・モー・ペーニャ、ゼラス・ウィーラー、ギャビー・サンチェスの3人の外国人打者をラインナップに並べた試合もあった楽天は外国人打者の打席数でトップ、内容も悪くない数字を記録している。

 むしろ日本人打者との差のほうが目につく。球界の全体的な傾向として外国人打者がそこまで大きなインパクトを見せなかった今年、ロッテなどと並んで外国人偏重のバランスで得点をつくりだしていた数少ない球団だったといえそうだ。

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