日ハム栗山監督、2年連続CSへの手応えは? 「不安要素が例年以上に多い」

「増井はほぼ完璧」「(CSで)必ずウチの選手は目いっぱいやってくれる」

「僕は3冠王を取れる打者と思っている。もっと翔には数字を残させてあげたかった。陽岱鋼と(中田)翔は年齢的にもビックリする成績を残すシーズンを作ってあげたい。翔は最低限の成績をクリアしたんだけど、もっと力のある選手と思っている」

 投手陣は、チーム防御率3.62がリーグ3位。指揮官が“投手MVP”に挙げたのが守護神・増井だ。抑え2年目の今季は球団タイ記録となる39セーブ。56試合登板で、防御率1.50。60イニングで19四球、71奪三振と安定感抜群だった。

「増井はほぼ完璧。増井様々だった。好不調の波もなく、素晴らしい活躍をしてくれた。感謝の気持ちでいっぱいです。(中継ぎの)宮西や白村、谷元、石井も非常によく頑張ってくれた。とにかく状態を上げてCSにいってほしい。先発は、いい成績を残した選手よりも、(5勝6敗の)上沢、(3勝3敗の)浦野を活躍させたかった」

 10日からロッテとCSファーストステージ(札幌ドーム)で対戦する。チームはロッテ戦4連敗でシーズンを終え、この4試合は7得点と打線が上向かないままポストシーズンに入る。

「やらなくてはいけない不安要素が例年以上に多い。監督で3回目のCSに向かう中で1番感じる。決して、いい状態で終わったわけではない。これがいい方に行くか、悪い方にいくか。必ずウチの選手は目いっぱいやってくれると信じている。信じて前に進むしかない」

 日本一奪取への戦いはここからだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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