日ハム栗山監督がドラフト総括 高橋は逃すも…「当たり外れではない」

左投手は補強ポイント、上原は「今年の上位の大学生の中で1番伸びしろがある」

――上原投手の評価するところは?

「あれだけ左の大型投手で、変化球で腕が振れる投手は最近見たことがなかった。あの姿を見た時に、『絶対にいける』と確認した。球団の報告書にも書いたので。ウチのチームを見ている人は分かるけど、本当に左投手が大きな課題。すごくうれしいです」

――1位指名で期待は大きい。

「先発投手がもう1枚欲しいと言っていたけど、(上原が投げた18日の)最後の試合にスカウトみんなに行ってもらっていた。上原の名前は1月のスカウト会議から最上位にあった。その素材を追いかけてきて良かったなと思う。真っすぐも強いけど、あの変化球の投げっぷりを見ていると、角度のある球を含めて非常に楽しみ」

――具体的な起用方は先発か?

「もちろん。まずは先発に向かってもらう。野球は先発投手だから。中継ぎの適正があったら考えるけど、あれだけの素材を最初から中継ぎでと考えることはない」

――即戦力との期待か?

「もちろん。期待してます。ただ、今年の上位の大学生の中で1番伸びしろがある。本当に大きくなりそうな感じがする」

 ――これから交渉となる。

「広陵高出身で、今年は吉川、有原と頑張ってくれた。すごく縁があると思うし、年代的には有原が高校で一緒にやっているはず。ウチのチームでやりやすい環境を作ってあげられると思う。我々は誠心誠意、環境を作っていこうと思う。早く来てくれることをお願いしたいです」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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