注目される青木宣親の去就 オプション行使はジ軍にとって賢い選択?

チーム編成に合致する青木、来季もジャイアンツ残留か

 今季からジャイアンツに加入し、前半戦までオールスター出場の期待も高まる活躍を見せた青木宣親。後半戦は8月に頭部に受けた死球をきっかけに脳震とうの症状が続き、9月は代打で2試合のみの出場となった。結果的に苦難のシーズンとなってしまったが、ここにきてジャイアンツが来季の1年550万ドル(約6億7000万円)のオプションを行使し、残留させる可能性が高まっている。

 米メディア、ファンサイデッドでは「青木のオプション行使はジャイアンツにとって賢い選択」と題した記事を掲載。ジャイアンツの来季編成に青木の存在が合致すると伝えている。

 記事では来季のオプション行使に関して、大前提として「青木が健康であれば」という注釈をつけながらも、ベルトやアドリアンザ、ブランコといったジャイアンツの選手もこれまで脳震とうを発症したことから、同様の症状から復帰する過程において正しい選択が下せるチームだと分析している。

 また、青木が来季もジャイアンツに残留する場合、今季と同じく左翼手となると予想。決して派手さがあるわけではないものの、ジャイアンツの打撃陣に合致した起用であり、最良の賢い選択になるだろうと評している。ジャイアンツは今オフのチーム編成を検討する上で、投手陣の補強に予算をかけるべきと考えられており、費用対効果の高いパフォーマンスを見せた青木の価値が再認識されている。

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