ヤクルト山田、日本S初の1試合3HR メジャーのWSでは「神様」ら4人が記録

メジャーでは“1試合3本塁打男”を擁するチームは4連勝中

 メジャーの頂上決戦となるワールドシリーズ(WS)でも、1試合3本塁打を記録したのは過去に4人(5度)のみ。ベーブ・ルース(1926、1928年=ヤンキース)、レジー・ジャクソン(1977年=ヤンキース)、アルバート・プホルス(2011年=カージナルス)、パブロ・サンドバル(2012年=ジャイアンツ)と、錚々たる顔ぶれが並ぶ。ベーブ・ルースは「野球の神様」、レジー・ジャクソンはポストシーズンでの勝負強さから「ミスター・オクトーバー」と呼ばれている。

 山田が2本塁打を浴びせた中田は13年まで中日所属で、現在は交流戦もあるとはいえ、日本シリーズでは普段対戦することのない、違うリーグの投手と対戦する。しかも、チームの主軸が徹底的にマークされる短期決戦。その中で放った3本塁打には、計り知れない価値がある。

 メジャーのWSでは、ルースが所属した1926年のヤンキースを除いて、全てのチームが世界一に輝いている。つまり、“1試合3本塁打男”を擁するチームは、WS4連勝中だ。短期決戦ではシリーズの流れや勢いが結果を大きく左右するだけに、ヤクルトの反撃に期待がかかる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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