V3へ、ホークスは6球団競合右腕を放出 今年支配下の捕手にも非情通告

ホークス一筋19年の松中が退団、帆足は現役引退

 2年連続の日本一に輝いたソフトバンクは、ここまで支配下6選手を戦力外とし、育成選手も勧野甲輝内野手、北方悠誠投手、中村恵吾投手らを自由契約としている。チームを構想外となっていたホークス一筋19年の松中信彦内野手は退団しての現役続行を決め、帆足和幸投手が現役引退を表明した。

 育成契約だった一部選手、そして支配下から戦力外となった李杜軒ら負傷を抱えていた選手とは、育成選手として再契約を結ぶ可能性が高い。また、外国人ではジェイソン・スタンリッジ投手とブライアン・ウルフ投手は退団となる見込み。先日、メジャー挑戦を表明した李大浩内野手は、メジャー球団と交渉がまとまれば退団するが、不調に終わった場合はソフトバンクで来季もプレーする方向だ。3年連続日本一を狙う来季、どういったチーム編成になるか、注目だ。

 ここで、チームから去る主な選手の実績を振り返ってみる。

○松中信彦(退団)

現役唯一の三冠王。プロ19年目。1780試合に出場し、通算5964打数1767安打352本塁打1168打点、打率2割9分6厘。逆指名のドラフト2位で97年入団。プロ4年目の2000年に33本塁打をマークすると、03年から3年連続打点王、04年から2年連続本塁打王。04年には史上7人目(11度目)の三冠王に輝く。今季はわずか9試合の出場。15打数1安打、打率6分7厘に終わる。

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