侍ジャパン中田、目の前で筒香敬遠にメラッ 「一気に気合」でサヨナラ打

中田が3安打5打点の活躍、「周りの先輩方、バッターがチャンスで回してくれた」

 侍ジャパン日本代表の中田翔内野手が11日、台湾・天母で行われた「プレミア12」1次ラウンド第2戦、メキシコ戦でサヨナラ打を含む3安打5打点の活躍でチームを6-5の勝利に導いた。9回は1死二塁の場面で筒香(DeNA)が敬遠。直後に打席に立った中田は「一気に気合が入った」とライト前へ劇的な決勝打を放ち、意地を見せた。

 この日は開幕の韓国戦に続き、「6番・ファースト」で先発。1点を追う2回1死一塁で打席に立つと、E.ガルシアの投じた4球目、120キロのチェンジアップを捉え、レフトスタンドへ逆転2ランを運んだ。さらに2点にリードを広げた3回1死満塁では中犠飛。5回の第4打席でも2死一、二塁でセンターへタイムリー。この時点で4打点を挙げた。

 そして同点に追いつかれた9回裏、1死二塁から5番の筒香が敬遠で歩き、「目の前で筒香が敬遠されて一気に気合が入った」。値千金のサヨナラ打を放った。

 2回の2ランについては「1打席目を大事にするのはシーズン中にやっていること。今日も集中してできた」と振り返り、5打点の活躍に「周りの先輩方、バッターがチャンスで回してくれたので、何とかしないといけないという気持ちで打席に立てた」と話した中田。強い責任感を見せる26歳の打撃が、侍ジャパンを2連勝へと導いた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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